ベルゲン通信3月号「ホームカミングデー」

 マークシート元年となった今年の公立高校入試を終えました。昨年よりも平均点は上がりそうですが、各高校の合格ラインがなかなか読めない上に、今回は発表日が3月にずれ込んでいます。落ち着かない日々が続きますが、大学受験では高3の6人全員が希望の大学への進学を決めています。自習室の予約席に置きっぱなしの問題集などを片付けて次の高3のために席を引き渡すのも恒例となりました。もちろん他の学年にも自習室は開放していますよ。

 さて学校ではまもなく卒業式となりますが、この塾のお祝いとして4年ぶりに「卒業ライブ」が復活します。コロナの前までは10年以上続いていましたが、こんなにも間があくと「何のこと?」と思う人たちがほとんどでしょう。詳しいことは案内を見ていただくとして、小さなライブホールを借り切って先生も卒業生もステージに上がって歌ったり演奏したりして、それをまたみんなで見て聴いて楽しもうというイベントです。先日、卒業となる2人の高3男子も一緒に会場の下見に行ってきましたが、4年前と変わっておらず安心しました。オープニングは恒例アニメの名曲「タッチ」。前回も歌ってくれた先生(今は小学校の先生)が今回もゲストとして駆けつけてくれます。これまでも前の卒業生や元の講師の人たちが来てくれることはあったのですが、今年はこの4年間のブランクを取り戻すために幅広く声をかけて「ホームカミングデー」にしたいと思います。大学や高校の同窓会があるなら、塾にもあっていいはずです。この塾が大切にしてきたことは人とのつながり。2001年の開校から今まで、地域に信頼される息の長い塾として続けてこられたのもそのおかげだと思っています。結局なんらかの形で紹介されてつながってこの塾にたどり着いた方も多いのですが、これからも卒業生にとって気軽に訪ねていけるもう一つの母校でありたいです。

 3月からは新塾長のもとで、より一層の効果の上がる指導、よりきめ細やかなコミュニケーションを心がけてまいります。しかしこのコラムは私が書き続けますので今後もどうぞお付き合いください。